真白く純粋なものは美しい.
何にも汚されていない穢れなき存在.
いつまでも真白なんかではいられない.
汚れていく.
赤や緑や青や
綺麗な色の絵の具を
少しずつその純白の下地の上にのせて
美しい絵を描こうとしては
純粋な美しさを失い穢れていく.
色を足されていくほどに黒ずみ
美しさを失っていく.
汚れを隠す.
今以上の汚れを許さず
個々は美しいはずの色を拒み
穢れた自分を隠しながら生きていく.
でも、その汚れを認め
色を足し続ければそれは漆黒の下地へと生まれ変わる.
真黒く純粋なものは美しい.
これ以上何にも汚されず穢れなき存在.
私たちは誰もが灰色だ.
薄汚く、白くもなく黒くもなく.
時として自らの色を信じ綺麗な一色に染まるものもいる
時として真白なままのものもいる
時として真黒にたどり着くものもいる
それでも
私たちの多くは灰色だ.
各々違う濃さで
其々違う塗り方で…
でもそれもまた時として美しくもある.
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