決して交わることのない線

同じ方に向かう



皆、目指す方向に相違はない

朝から夜へ

0から∞へ

生から死へ

イツだって一方通行の流れに乗せられて
皆、同じ方へと向かって進んでいく

その軌跡は線となり続いていく

いつか途切れてしまうと知りながら


その線は常に生まれて
その線は常に消えてゆく

その線と線はある角度から見ると重なりあうように見える
その線と線はある角度から見ると平行に見える
その線と線はある角度から見ると交わって見える

でも、本当は決して交わりはしない

一つ一つの線は
ただ一つの細い線にすぎず

それは決して交わらずイツまでも
唯、一つ一つの線の集まりにすぎない

それでも
細い糸のような線のその集まりは
まるで寄り集まった線が縄と成るように
大きな一つの線のようにも見える

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