遥か遠く

明日は限りなく近い
一歩も動かずとも辿りつけるのだから

どれだけ足掻こうと
後を向いて歩き続けようとも
昨日には辿りつけない

道を間違えたのか
それともそんなモノは存在しないのか

探せども探せども
その眼に写すことさえも叶わない

また今日も瞬きの間に朝が来て
留まることも出来ず
這い上がることも出来ない
底の見えない縦穴を堕ち続けるように
気づけばまた次の朝がくる

まぶたの奥に遙か遠くの昨日を観ながら

script kiddy




要はガキなのさ。
オレもオマエも
ワタシもアナタも
ボクもキミも




他人の書いたスクリプトを繰り返し実行するだけの…そう、”script kiddy”。悪戯さえも、自分では考えられもしない、それ故、罪悪さえも持たない。だから、悪質なスクリプトを唯、繰り返し実行し続ける。続けられる。自分の行為の稚拙さにも気付かない。気付かない振りをしている。能力の無い自分を認めたくなくて。



拾った銃を振りかざすように。その手が如何に小さく幼いモノだとしても、それを持つ自分はまるで誰よりも強く大きくなったかのように。へらへらと笑いながら引き金を引く。それがどんな結末を見せるかなんて興味はない。今、この瞬間が何か無性に楽しくて。


傷つけていく、
失っていく、
自分のモノも他人のモノも、色んなモノを。


私たちは繰り返す。どこかで見たことがあるような、安っぽいドラマのような、そんな生活を。どこかで約束していたかのような決まり文句を吐きながら。

Ashy

それはそれは灰色で

上を見ても

下を見ても

目の前の扉を開けようとも。

ドコを探してもひとつの色も見つけることも出来ず。


きっと、この世界は灰になってしまったんだ…

と、そう思いながら消えゆく世界を眺めていた。


真っ先に崩れていくのは自らのその身。

あぁ、そうか…灰になったのは僕だ。

The Seven Deadly Sins


人たるモノを
人に在らざるモノへと
変える七つの大罪


その罪を負うものは

色欲に溺れ

暴食を尽くし
強欲に求め
怠惰を保ち
憤怒を撒き散らし
嫉妬に狂い
傲慢に振舞う


そう…

まるで人間のように

Light My Fire!!

今にも消えそうなこの私の心に

その声で

その情熱で

触れ合う時に瞬く火花で.


裏腹

そうありたい、と思う。

そういう自分とは裏腹に遠ざかる現実。


手に入れたい、と手を伸ばすほどに逃げていく。

失いたくないと、足掻くほどに解れていく関係性。


そうなるべくする最善の手は何もしない事なのかもしれない。

それこそ、何かをしたいという気持ちとは裏腹に。

明日になれば

きっと明日になれば

今日の全ての出来事はまるで夢だったみたいに

あいまいであいまいで


きっと明日になれば

今日の幸せだった時間も唯の過ぎ去った時間で

白黒で白黒で


きっと明日になれば

今日はわからないこのもどかしさの理由さえも

どうでもよくなる


きっと明日になれば

全て忘れてしまって


たぶん明日になれば

私は死んで

たぶん明日になれば

また私は生まれる

Testament

私と神との契約


過去にこの命を授かった

その代わりに

未来にこの命を捧げる

それは免れることのできない契約

唯、何時か捧げるその時まで、この命は私のものだ
例え、思い通りならなくても

例え、この命から生み出される如何なるものも私の下に残らなくても…
今、私の感じるこの風はこの香りは私のものだと信じて

濡れないように
焼かれぬように

雨粒が
光線が

アナタへと届くを遮る傘

Twice

冷えたその手は
暖かいその手で暖められる

哀しみに震える心は
優しさで鎮められていく


傍らに在るアナタの
その温もりが
その優しさが
ワタシにそうするように
アナタにもワタシがそう在れるだろうか

もしそうだとすれば
ワタシはワタシタチは
共に温かく、優しくいられるのかも知れない

真贋

私が私である
…地が地である
……今が今である

その其々が真である、
そうたらしめるもの、それは何であろう?

君が君ではない
…天が天ではない
……未来が未来ではない

その其々が贋物ではない、
そうたらしめるもの、それは何であろう?


私はそれを確かめる術を持たない。
唯、それを確かめることに意味などない。
真であろうとも…贋であろうとも
目の前にある
それを握るその手も
抱く気持ちも変わりはしない。

「黒猫と魔女」


どこからか聞こえる声.鳴声.
どこからか聞こえる声.呪文.



それは…
私に囁くように.
私に願うように.
私を欺くように.
私を弄ぶように.

繰り返し、繰り返し。

私は、私たちはいつも、いつでも、繰り返し、繰り返し.



おはよう。。。
おやすみ。。。

おはようございます。。。
おやすみなさい。。。

おはよう。。。
おやすみなさい。。。



くりかえし、くりかえし。


どこかで聞いたような
どこかでやったことがあるような
そんな記憶を思い起こしながら
繰り返し続ける日々.
また僕は前に進めないでいる.

でも、それすらも繰り返しの一部だとしたら、
いつか前に進めるのだろう.
次の、前に進めない僕になるための.

そして、繰り返し、繰り返し、繰り返し、
でも、少しだけ、少しだけ変わっていって.

いつか、何かを掴めるのだろうか.

雨の歌

濡れる頬

伝う雫は涙?それとも雨?

それが何であろうとも…

それが吹きすさぶ風が運ぶ嵐の欠片だとしても

あなたがそれを拒絶するのなら
私は決してその雫をあなたには落とさせはしないだろう.

夢の続き

「覚めたくない」
そう思うワタシとは裏腹に覚めてしまう眠り

ずっと覚めなければいいのに…

ワタシの思い通りになる夢
ワタシを傷つけはしない夢

ずっと来なければいいのに…

ワタシの思い通りになんてなりはしない現実
ワタシを傷つけ続ける現実


でも、夢は夢のままで先に進まない

夢は現実への期待

現実の進まないワタシの夢もまた進まない


仕方がない

目を覚まして現実に出かけよう

夢の続きを探しに。。。

要らないのならそう言えばいい

必要無いものならば捨ててしまえばいい。

そんな無駄なものを持ち歩いていたら重いだろ?

必要ともされず
唯、あなたを苦しめる枷になるくらいなら捨ててくれ。

「もう、要らないの。」

そう言って捨ててくれればいいのに。
捨てられないと
また、いつか必要とされるのかと期待してしまう。

許されるならアナタの事を想わせて

アナタはワタシに微笑んではくれないけれど
アナタはワタシを愛してはくれないけれど
アナタはワタシのために生きてはくれないけれど
アナタはワタシがアナタに尽くすことさえも許してくれないけれど
それでも、ワタシがアナタを想うことを許してくれるかな

”アナタさえ許してくれればどんな事でもしてあげられる”

そう思うことをアナタは許してくれるかな

存在の理

月があるのは日があるから
夜があるのは昼があるから
陰があるのは陽があるから
地があるのは天があるから
死があるのは生があるから

僕がいるのは君がいるから


月と日の間に地球が在るように
夜と昼の間に夕が在るように
陰と陽の間に遮りが在るように
地と天の間に世界が在るように
死と生の間に生活が在るように

僕と君の間には何かが在るのかな

もしも何もないのなら
僕はいないのかもしれない。

美しい存在

どんなに綺麗に着飾っても
どんなに素敵な言葉をならべても
どんなに真面目な性格でも

ソコに美しさ感じはしない

どんなに小汚い格好でも
どんなに拙い言葉を発して
どんなにテキトーな性格でも

ソコにあなたの想いが宿ってさえいれば
ソレは何よりも美しい存在となり得るだろう.
ソノ想いの形こそがアナタの美しさそのものなのだろう.

Response

応えておくれ。
私の質問に。

応えてくれる?
私の期待に。


全てになんて応えてなんてくれなくてもいい…
ただ、その首を少しだけ縦に振ってくれるだけでも。
ただ、その口元を歪めるだけでも。
その瞬間だけ
ほんの僅かな間だけでも
あなたがわたしのことを考えてくれるなら。

ねぇお願い、応えて。。。

息苦しさの理由

この息苦しさは何だろう.

私たちの呼吸しているこの空気には約20%の酸素が含まれている.
酸素がなくなれば私たちは死んでしまう.
酸素が薄くなれば息苦しくなる.

この息苦しさは酸素の所為?

わからないけど,どうやら違いそうだ.

私の世界に満たされた空気.
その中の酸素にも似た存在が消えてしまったからかもしれない.

MaGIc wOrdS


「●☆○※△□」

その言葉一つで世界は崩れ落ちる.

全ての色は反転し,何一つ音は聞えない.

それは「鍵」
開けてはいけないハコの鍵

あなたの鍵はどんな鍵?
わたしの鍵は?

それは何も特別な形などしていない.

開けてから気付く.
その鍵がもう閉じる事のできない蓋を開けてしまったことを.

その声が聞こえる気がして

私は待ち続ける…
悲しく遠い目をしながら

私は待ち続ける…
こうしていれば
そのうち
その声が聞こえてくる気がして
誰かが自分を迎えにきてくれる気がして

でも、本当は誰も来ない…
それもわかっている……
わかっているんだ

それでも…

例えそれが空耳だとしても
あなたの声が聞こえてくる気がして
また私は何所ともいえぬ虚空に目をやる

夜明け

それはそれはとても残酷なことで.

私の止める声に耳を傾けることもなく.
止めようとする誰の手をも振り払い.

望む・望まざるに関わらず昇りくる太陽.
やってくる今日という日.


それはそれは本当に本当にとても残酷なことで.

私の呼ぶ声は届く事はなく.
暗闇を探る誰の手にも触れることはなく.

望んでも・望んでも昇ってこない太陽.
やってこない明日という日.

そう…いつかくるいくら望んでも明日がこなくなるその時まで
私たちは昇ってくるその太陽を迎え入れなければならない.

それはとても残酷なこと.
でもそれはとても幸せなこと.

アナタは誰?ワタシは誰?

ワタシは誰?
アナタの何?

アナタは誰?
ワタシの何?

もしも、アナタがワタシを愛してくれるなら
ワタシはアナタを何よりも大切にしよう.

もしも、アナタがワタシを嫌うなら
ワタシはアナタの目の前から消えよう.

ワタシはアナタの何?
それが解らないワタシはどうしたらいい?

大切なモノ

大切なモノは人それぞれで

私が何よりも大切に思っている物は
君にとってゴミに等しい物なのかもしれない

私が何よりも大切に思っている事は
君にとって取るに足らない事なのかもしれない

私が何よりも大切に思っている人は
君にとってすれ違うだけの人かもしれない

同じように

私にとって
君が大切に思っている
物も事も人も理解することはできないのかもしれない

それでも私は
私が大切に思っている君の大切に思っているモノを
大切にしてあげたいと思うんだ

君の大切に思っているモノがどんなモノでも

溺れる者

このままでは沈んでしまう.

必死に手を伸ばす.

なんでもいい
この手が届くモノならば

掴まっていたい
しがみついていたい

それで私が助かるかどうかなど
考える間なんてない

ただ、このまま何もせずに
沈んでいってしまう自分を否定したいだけ

ただ、そのしがみついた何かが
私を引き上げてくれるんじゃないかと
ありもしない助けを期待しているだけ

いけない?

藁だって
何だっていい
私のこの手に届くなら

ただ、一人で消えていくだけの私を
少しでも慰めてくれるなら.

zero

壊れてしまえ―何もかも―全て
何も残さず―全て

崩れ去ってしまえばいいのに―私を残して

私から見れば
何も変わりはしない

どうせ私のまわりに何ものも在りはしないのだから.

間の世界

終わりゆく世界は朱く染まり
やがてその朱も闇にのまれていく

その間
そのわずかな間に
空には朱くもなく闇でもなくましては蒼くもなく
白い光がわずかに浮かぶ。

始まりくる世界は闇を裂く
日の光に照らされる

その景色はまるで
昨日見た終りのようで

空には同じ白い光が浮かぶ

遠く
遠く
ソコが何所かは分からない
でも確かに虹はソコに在る

ソコが何所なのか知りたくて
虹が地につく場所を探すけれど
地に近づくほどにぼやけて私には見えない

近づこうと歩を進めるたびに
薄れていく色

何時までも辿り着けない場所
いつもソコに辿り着く前に消えてしまう虹

一握の



願わくば無上の幸福を…

私たちには容量というモノがある

一度に抱えられる物の数
一度に食べられる物の量
一度に考えられる事の数
一度に覚えられる事の量

それを超えるモノを得ることはできない

手のひらに収まらない水が
器を成す手の淵から流れ落ちるように
その水がただ地に落ちるように

私たちの容量を超えたモノは零れ落ちてゆく

水も
砂も
御馳走も
知識も

幸せも


私たちの容量を超えたモノは
その意味を失いながら落ちてゆく

私たちがより多くを望むほど
失うモノが増えてゆく…


抱えきれないほどなどいらない
そう、この手で握りしめられるだけで

私はこの手に握りしめたそれを
その僅かな幸せを壊さないよう零さないように…

黒く汚され尽くしたそれもまた純粋で美しく

真白く純粋なものは美しい.
何にも汚されていない穢れなき存在.

いつまでも真白なんかではいられない.
汚れていく.

赤や緑や青や
綺麗な色の絵の具を
少しずつその純白の下地の上にのせて
美しい絵を描こうとしては
純粋な美しさを失い穢れていく.

色を足されていくほどに黒ずみ
美しさを失っていく.

汚れを隠す.
今以上の汚れを許さず
個々は美しいはずの色を拒み
穢れた自分を隠しながら生きていく.

でも、その汚れを認め
色を足し続ければそれは漆黒の下地へと生まれ変わる.

真黒く純粋なものは美しい.
これ以上何にも汚されず穢れなき存在.




私たちは誰もが灰色だ.
薄汚く、白くもなく黒くもなく.

時として自らの色を信じ綺麗な一色に染まるものもいる
時として真白なままのものもいる
時として真黒にたどり着くものもいる

それでも
私たちの多くは灰色だ.
各々違う濃さで
其々違う塗り方で…

でもそれもまた時として美しくもある.

それは優しさじゃなくて…

誰かがいやな思いをするのがいやで…
そう思って、誰もいい思いができない選択をしてしまう。

それは優しさじゃなくて優柔不断。
誰のためでもなくて自分のための…

誰も傷つけたくないなんて言って
結局自分の手で人を傷つけられないだけ。


もしも、誰かが傷つかなければいけない運命ならば
その役は私が引き受けよう。

それは優しさじゃなくて自己満足。
誰のためでもなくて自分のための…

そうやって私だけ傷ついて
そして私以外がみないい思いをすればいい。

…ホントはそうはいかないことだってわかってる。
血だらけの私をみてみないやな思いをすることぐらい。

それでもこの血だらけで哀れな役は私が頂く
弱者でいることが最も楽であるとしっても。

長い人、短い人

人という字は…

人という字は二人の人が支え合って生きている様子を表す、なんていう。
人は他人と支え合って生きているのだと。

そう。
支え合わなければ倒れてしまう。
人というのはそういう生き物なのだと。


人という字には長い方と短い方があり
長い方が短い方に寄りかかっている。

人は長い人が短い人に寄りかかって生きている様子を表す、なんていう。
人には他人に寄りかかる人間と寄りかかられる人間がいると。

そう。
では、寄りかかる人間が楽をしているのか。
寄りかかられる人間は損をしているのか。

それは違う。

寄りかかられなければ倒れてしまう…そうできているのだ。
寄りかかる長い人が短い人を必要とするように
短い人は寄りかかられていなければ立っていられない。

人は自分より長い人に寄りかかられなくてはたっていられない。
誰も寄りかからなくなったソレは地に落ちた何ともわからぬものになる。

欲しいモノ→必要ないモノ

自分が空腹なら
目の前に出されたパンを迷わず食べる。

空腹が満たされたなら
目の前のパンは邪魔なだけ。

目の前にパンと
ステーキが出されたらステーキを食べる。
パンは邪魔なだけ。


どれだけ求められたモノでも
目的を果たせばそれは唯、邪魔なだけ。
より良いモノが現れればそれは唯、邪魔なだけ。

私は邪魔にならないように陰を潜める。
また、必要とするモノが現れるまで。

解れた糸

糸を結ぶ…
離れないようにきつく

決してこの繋がりが無くならないように


なのに
それなのに

なぜだろう?
この糸は解れてしまう


解れた糸を結ぼうとする…
今度こそ決して離れないように

なのに
それなのに

なぜだろう?
上手く結べない


一度解れた糸は
傷つき繊維がばらけ
糸としての形を保てず


もう、二度と結ぶことはできないのかな?

砕け散る欠片 刺さり 滴り落ちる紅い涙

いとも容易く砕ける心

軽々しく四散する欠片


その多くは宙に舞い
その多くは地に帰る
その他の僅かは君へと刺さる


一方的な浸食を許す肌

引き裂かれこぼれる滴


痛みだけを残し
僅かな悲しみを連れて


君自身を伝い
やがてその地を紅く染める

絶対統治者

彼は決して誤りを犯さない

彼は急ぎもせず
彼は休みもせず

彼は踏み外すこともなく
彼は等しき歩幅で
彼は向かう、何処までも先へと

彼は繰り返す
彼は微細なズレもなく




彼は決して誤りを許さない

彼と歩幅を異にする者在れば
その者は世界から切り取られ
二度と戻ることはできない

彼は絶対であり
絶対であるものこそが時と呼ばれる彼に他ならない

瞼の重さ

外界の明るさに関わらず
私の世界が上の方から暗くなっていく…


世界の上半分が暗くなった頃に
その重く降りてきた瞼という名の空を押し上げる.


重く閉じようとする今日という日をまだ続けたくて.

決して交わることのない線

同じ方に向かう



皆、目指す方向に相違はない

朝から夜へ

0から∞へ

生から死へ

イツだって一方通行の流れに乗せられて
皆、同じ方へと向かって進んでいく

その軌跡は線となり続いていく

いつか途切れてしまうと知りながら


その線は常に生まれて
その線は常に消えてゆく

その線と線はある角度から見ると重なりあうように見える
その線と線はある角度から見ると平行に見える
その線と線はある角度から見ると交わって見える

でも、本当は決して交わりはしない

一つ一つの線は
ただ一つの細い線にすぎず

それは決して交わらずイツまでも
唯、一つ一つの線の集まりにすぎない

それでも
細い糸のような線のその集まりは
まるで寄り集まった線が縄と成るように
大きな一つの線のようにも見える

この声が届かないのか.この言葉が解らないのか.この想いが伝わらないのか.

どんなに大きな声で叫んでも…
君の耳にはその音は届かないのかな?

この声が届いていたとして

どんなに簡単な言葉で綴っても…
君の頭はその意味を解さないのかな?

この言葉が解っていたとして

どんなに純粋な想いを抱いても…
君の心にその気持ちは伝わらないのかな?

この想いが伝わっていたとして

それが何だというのだろう…
伝わろうとも受け入れられないこの想いに
何の意味があるというのだろう…

どれだけの想いが君へ伝わろうとも
僕と君の間には埋めようもない距離が空いている.



その距離が埋まらなくてもいい.
意味なんて無くてもいい.

唯、それでも僕は
この想いを止められない
その想いを言葉にせずにはいられない
その言葉を声にせずにはいられない

異なる国。地は違えど、空は同じ。

鉄の鳥

海を越え

降り立つ地は見知らぬ地



飛び交う歌は

聞き慣れぬ旋律



見回しそびえ立つ塔は高く

その色は不自然で

まるで、景色は子供の描いた不思議の国の様で


異世界


唯、全てが異なる世界で自分だけがそのままで


見下ろせど

その地は何処までも見知らぬ地


自分の知る世界から切り取られた
自らを保つ事はできず倒れ込む


倒れて目に入った空の色はいつもと同じだ

青く

曇れば暗く

夕暮れ朱く

夜は暗く



国違えど
地違えど
言違えど



私と空はいつも変わらない

私と私ではないワタシ

私の事を私が考える.
その考えは間違いなく主観に支配される.

客観的に?
客観的になんて…できるの?
自分自身の事なのに.


でも、
私と同じような考えを持っていて
私と同じような状況の人間がいたとして…
その人間を見たとき私はどう考えるのだろう.
その人間は私ではない.
でも、
その人間を見る私は
まるで私を、自分自身を見ているようで
その人間に対して私が考えることは
まるで私が自分自身を客観的に考えるようで
その人間はある意味でワタシなのだと思う.



そうして初めて解ることがある.



私はワタシを見るのが辛い.

色んな事に気付いてしまいそうで
色んな事に気付いてしまって.


ワタシには私になって欲しくない.
だから言おう、客観的に見た私の気持ちを.

私にはできなかった自分自身を客観的に見ることを
ワタシが少しでもしやすいように.

例えその手がハサミだったとして

あなたが何の悪意もなく
あなたの生きたいように生きるだけで
あなた以外の人間を傷つけるとしたら
それはまるであなたのその手がハサミで出来ているかのように…


あなたはそのハサミを捨てることは出来ない.
わたしがこの手を捨てることが出来ないように
あなたもハサミで出来たその手を捨てることは出来ない.

あなたが誰かを抱きしめようとすればするほど
あなたのその手がその誰かを傷つけていくとして
それを誰が止めることが出来るのだろう.


あなたはその手を憎む.
触れようとするモノを傷つけ
欲するモノほど失っていくその手を.
あなたは自分自身を憎む.
自らの大切な人を…
大切な人ほど傷つけてしまう
そんな手を捨てられない自分自身を.

何も悪くない.
あなたのその手も
あなた自身も

それでもあなたは
傷つけてしまった人を想い
自らを嫌悪するだろう.


そう思うことは仕方の無いことだ.
その事態を引き起こす原因の一端を自らが持つならば
それは自己を嫌悪するに足りる.

でも、それならば
嫌悪するべきはあなただけではない
傷つけられた人々もそれは同じ事なのだ.


あなたはハサミの手を持っている.
それと同じように
私たちはそのハサミで傷ついてしまう身体を持っている.


あなたが触れる人を傷つけるその手を嫌悪するのなら
私はあなたに触れられて傷ついてしまうその身体を嫌悪する.

あなたが自分を悪いと思うことを否定はしない.
けど、あなたがだけが悪いなんて、そんなことはない.

あなたが傷つけてしまったことで感じる罪悪感と同じように
私たちも傷つけられてしまったことに罪悪感を感じる.




本当は誰も悪く何て無いんだろう.
本当の悪は…
そんな悪気のない人の生き方を否定する事なのだと思う.

空いた両手

どんなに小さなモノだって

失いたくない

そう思っていた.



この手で触れたら壊してしまいそうで

いつも

遠くから見ていた.



嫌われるのが嫌で

合わせることに必死になって

余計なことは言わないようにしていた.



失うこと 壊してしまうこと 嫌われることを恐れて

結局
何も得てもいなくて 作られてもいなくて 好かれてなんて勿論無くて.


気がついたら両手には何も持っていない.
最初からこの手に何もつかもうとしてこなかったんだ.

眩しく輝く光の前では

眩しく輝く光の前では
何者も何事も白く照らされ個を失う.

強く大きな者の前では
何者も何事も小さく弱い群衆に過ぎない.

激しく急な流れの前では
何者も何事も脆く軽々しく自由を奪われる.

そして全ては等しく
空に 地に 海に 消えていく.

輝かざる者よ…
小さき者よ…
立ち止まる者よ…

塵にも等しき自らを悲観することはない.

どんなに見つけにくくても
どんなに捕まえにくくても
どんなに遠くに行こうとも

きっと誰かがあなたを探している.
特別でない存在の中で自分だけの特別な存在を探しだすことが
自らを特別な存在にする唯一の方法だから.

確かに答えは自分の中にある


君の悩みなど君にしか解らない.
決して私には解りはしない.

君にしか解らない悩みの答えも きっと君の中にしかない.
だから,君自身で答えを見つけるしかないんだ.



そうなの?
じゃあイラナイの?私なんて…


確かに私は君の悩みの全てを知ることはできない.
確かに私は君の悩みの答えを出すことはできない.
…確かに君の悩みの答えは君自身が出すしかない.
それは間違いない事なのだろう.



答えはきっと君の中にある.
答えはきっと君にしか見つけられない.

でも、その答えを独りで探す道のりは とても寂しくて… とても辛くて…
時に立ち止まりたくなるほどに.


君がその答えを独り探しさまようその道のりを
少しでもいい 一緒に居させてくれないかい?

君が向かおうとする方向を少し私に教えてくれないかい?
そしたらその方向に一緒に歩くから.
少しだけ君の背中を押しながら.


わかってる.
強く押せば君を転ばせてしまう.
無理に手を引けば答えから遠ざかる.

だから少しだけ.


ほんの少しだけ.

白い雲と朱い空

空が青いなんて事はない

空はいつも違う色をしている

私が好きな空は朱色

漂う雲をわずかに染める夕焼けの色